鬱蒼とした森を抜けて、道標のように舗装されたアスファルトを登った小高い丘の上が私の住処だ。
道中、切り開かれた森の中に、鈍く光った眩しいたくさんの太陽光パネルも目印になるだろう。
この切り開かれた丘は、山間から伊勢の海(人によってはそう呼ぶ)が臨める。鳥が鳴く頃には朝焼けが丘を照らし、日が落ちるころには夕暮れと都会では珍しい星空が顔を出す。冬はいささか寂しい気もするが、夏になるとここいらは大きな板を持つ人たちでとても賑やかになる。
私はそんな片田舎で岬の途中にある小高い丘の上で暮らしている。大きなガラス窓にもなっている玄関扉から訪れる人を覗いては、一日を過ごす。訪れる人々はときおり私の頭を撫でたり、透明な球体がついた黒くて丸い筒を向けたりするが、飽きるとみんな椅子に座ってお喋りしている。
私は毎日をそんな風に過ごすが、それはそれでけっこう気に入っている。窓から誰か来るのを気ままに眺めては、訪れる人が勝手に外に出してくれたりする。そんなときはふと住処を振り向いて、平屋で白く塗られた壁に「SHEVRON CAFE(シェブロンカフェ)」と黒くペイントされた文字を見上げるのが癖のようになっている。
サーフスポットに建てられた白壁のカフェ
三重県志摩市はリアス式の海岸線が広がる自然豊かなエリア。日本有数のサーフスポットやダイビングなどネイチャースポーツが盛んな場所で、訪れる人々の憩いの場所としてカフェとゲストハウスが開かれています。
看板猫"えびす"とビンテージカー
ヨーロッパ風な白壁の建物とビンテージカーがディスプレイされたカフェは、サーフカルチャーとアメリカンスタイルがミックスされたリゾート感を演出してくれています。
岬の小高い丘にある海を感じるコテージ
こちらのオーナーは、リノベーションを手がける製作所や、神戸で「SHEVRON CAFE(シェブロンカフェ)」の前身となる飲食店や、ビンテージ家具のショップを経営されているそうです。自分の好きなサーフカルチャーやライフスタイルを表現しながら、家族も気に入った三重県・志摩に少しづつ集約させているようです。
白壁に統一された店内にビンテージ家具が並ぶ。
店内はソファー席から大きな木製ベンチシートの席まで、大人数でも利用できる色々なタイプの席がありました。店内の詳しい写真については下記のブログが詳しいです。
ロコモコとキノコカレー
メニューはアルコールからフード、スイーツが用意されていて、カフェや食事使いでも満足できるメニューでした。
海を臨む朝焼け、夕暮れ、星空まで満喫できるカフェ
友人と三人で夕方にお邪魔したのですが、美味しい食事と丘から臨む夕日、そして帰る頃には星空も味わえるロケーションにある素敵なカフェでした。オープンは11:00〜なので朝焼けを楽しむにはゲストハウスの利用など必要ですが、友人に聞くとこのカフェの直ぐ側に水平線から登る朝日を楽しめるスポットもあるそうです。
三重県志摩市は都市部に住むに人には少し遠い場所かも知れません。その分、僕たちにとっては海、山、眺望、そしてネイチャースポーツなど五感をフルに使って楽しめる特別な場所でもありました。できれば時間をゆっくりとって、朝から夜までのんびりしたい場所にあるカフェでした。
Shop info
店舗名 | SHEVRON CAFE(シェブロンカフェ) |
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住所 | 三重県志摩市阿児町国分3517-16 |
TEL | 0599-47-4747 |
WEB | Website |
営業時間 | 11:00~21:00 |
定休日 | 不定休 |
その他 | 喫煙OK 駐車場有り テラスペットOK |
ACCESS | 鵜方駅より車で15分ほど |
MAP | |
三重県松阪市にあるスペシャルティコーヒーショップを知ってますか??
【 三重 / 松阪 カフェ 】ゲストハウスから生まれるコーヒーシーン「 OTOMONI COFFEE ( オトモニコーヒー )」三重県の伊勢・鳥羽・志摩に遊びに行ってきたので、ちょくちょくと三重シリーズ続きます!