【コーヒーを知る旅】「又吉コーヒー園」沖縄産コーヒーの収穫・精製・焙煎ワークショップ

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コーヒーを知る旅へ。

"AllSync.jp"へようこそ。Sync.(@AllSync.jp)です!

なんでも簡単に手に入る時代だからこそ、そのモノの過程や成り立ちを知ることはとても大切なことだと感じます。何でも手に入ることは世界を見渡せばとても贅沢な話なのですが、それでも僕たちはお腹が減ったりのどが渇いたりすると簡単に望みを叶えてしまいます。

嗜好品として日常的によく飲まれるコーヒーもそのひとつ。

自販機の缶コーヒーから最近はコンビニの挽きたてのコーヒーまで、そしてコーヒーショップには原料からカップに注がれるまでをこだわるスペシャルティコーヒーも。現在、僕たちの国では簡単に様々な国のコーヒーが楽しむことができます。

ときにそんな便利な世の中は、物事のありがたみを薄くしてしまうのかもしれません。そんな消費する社会に違和感を感じた一部の人たちは、昔ながらの手作りのものに敬意を払い、手間暇かけたその過程に価値を見出します。普段、何気なく頼んでいるコーヒーもカップになみなみと注がれるまでに、たくさんの人々の手を介された価値のある尊いものだと誰かが気づきました。

お店でコーヒーを届ける人々は、どうして生産国のおかれる環境や働く人々についてあの手この手で伝えようとするのでしょうか。そこには一杯のコーヒーを飲むまでに、たくさんの人々の労力と過程があることを知っているから。また、現地で体験したことのある人はさらにその情熱が深い気がします。

僕たちは、なんでも簡単に手に入る時代(国)に生きています。そんな環境でもふと想いを止めてそこにある尊さに気づけば。例えば一杯のコーヒーを淹れる朝、たったそれだけのことに豊かな人生を感じられると思ったりします。



収穫・精製・焙煎のワークショップができる「又吉コーヒー園」へ

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去る一月に、沖縄県本島北部の東村(ひがしそん)にある「又吉コーヒー園」を訪ねました。約三万坪ほどあるという敷地内に、宿泊コテージも備えコーヒー園とカフェ、牧場、キャンプ場までが揃っていました。

ひょんなことから知り合ったコーヒー仲間とコテージに宿泊、翌日の朝から収穫と精製、焙煎までを体験できるワークショップを受けた体験レポートを、遅まきながら記事にしたいと思います。


案内所にはカフェとロースターが併設。

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又吉コーヒー園は那覇市内から車を北に走らせて約二時間。県外からコーヒー園を利用される方は移動に使う時間もスケジュールにちゃんといれておいてくださいね。

こちらではカフェも併設されていて軽食もとることができます。ここで採れるマンゴーを使ったジュースも自慢の一杯だそうで、コーヒー体験のあとにマンゴージュースとカレーライスをしっかりいただきました。


受付けを済まし、コーヒー園へ向かいます。

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カフェがあった案内所の隣には、天井が緑で覆われた藤棚のある作業スペース。隣には乗馬もできる牧場を見ながら、コーヒー園へ向かって森の奥へと歩いていきます。


代表の又吉さんに案内されながらコーヒー園へ。

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代表の又吉さんに案内されて東村慶佐次(ひがしそん・げさし)の森をどんどん奥へと進んでいきます。このコーヒー園は2012年まではバラ園を中心とした観光施設でした。現・代表の又吉さんが父からバラ園を譲り受けたさいに、農薬を一切使わないでできるコーヒー園に変えたそうです。


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所々に人の手が入ったジャングルを感じさせる南国の森、水平線まで伸びてそうな一本道を見つけるとやっぱり無性に走り出したくなるもの。


そして、コーヒー園に到着。

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案内所から歩いて十分くらいのところに、防風用のツリーとネットに囲まれたコーヒー園に到着。コーヒーの木はちょうど大人の男性くらいの高さです。


コーヒーノキに成るチェリーの様子

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イエローブルボンという黄色いチェリーのコーヒーノキ

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よくあるイメージから赤い色のチェリーを想像していたのですが、今回訪れた時期に収穫に適していたのがイエローブルボンだったようです。時折、赤い実も見つかるのですが、それは又吉さんにもなぜかわからないそうです。


一杯のコーヒーを淹れるために収穫をスタート!

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一杯のコーヒーを淹れるために写真のコップ満タンまでチェリーを収穫するようにとの指示。広いコーヒー園の中、みんなバラバラになって熟した美味しそうなコーヒーチェリーを探しに行きました。

現地のコーヒー農園と規模も環境も全く違う場ですが、完熟した美味しそうなチェリーを探すのはとても骨の折れる作業でした。生産国のピッカーたちが完熟した良いチェリーだけを手積みで、しかも一日に百キログラム以上もピックしていくなんて、想像するだけで本当に気が遠くなります。


選り好むと中々集まらないコーヒーチェリー。

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生産国のコーヒー農園の課題や問題は、コーヒーを楽しむ消費者である僕らにもお店を通して伝わってきます。

よく聞くのは良いコーヒーチェリーだけを手積みしてくれる熟練したピッカーを育てる問題。今回、経験をしてみてコーヒー農園が抱える大変さを少しは理解できたように思います。

結局、僕は選び過ぎてタイムオーバー、又吉さんにサクサクっとチェリーを集めてもらいました。


次回はコーヒーチェリーの精製から焙煎まで!

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お金を出して買うことが当たり前の時代。その間にある作りての気持ちや過程を知ることによって、簡単に受けていたサービスやモノがとても貴重ではないのかと気づくことがあります。

そうやって一つ一つ知っていったことが重なって、尊いことや大切なことが日常に増えていきます。その結果、毎日をより丁寧に過ごせることが豊かな人生に繋がっていくのかもしれません。

次回は、収穫したコーヒーチェリーを精製(コーヒー豆にする)をしていく様子をお届けします。普段、何気なく飲んでいるコーヒーをより美味しくしてくれる体験でした。


少し昔に行ったコーヒー農園を持つお店の話もあります。

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いつか、スタバの農園を見学できるコスタリカとか行ってみたいっすね。