ワインを選びたいけど選べなくて、選べられるようになりたいワイン初心者にうってつけの本「図解 ワイン一年生 」

Zukaiwine ichinensei

Original Update by: サンクチュアリ出版ブックストア


するするっと読めて、ワインの基本を勉強することが出来る良書を見つけました。「図解 ワイン一年生 」は、何もわからなかった人が、本当にわかるようになる本。(カバー見返しより)

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僕はお酒が弱いのですが、最近はワインを嗜もうと色々ためしていたりします。

きっかけは、僕がコーヒーにはまりだしてから。

詳しくなくても何となく知っている話だと思うのですが、ワインは「土地・気候・温度・生産」された環境によって味が変わるということ。

実はそれ、コーヒーにも当てはまる特性なんですよね。コーヒーとワインの共通点などを調べていると、「コーヒーは酔わないワイン」とも例えられたりします。

また、ワインをアロマやフレーバーに例えておこなわれる風味表現は、ソムリエというワインの特性を理解して、お客様に勧める職業があるワインの世界が有名ですよね。

歴史的には後発だと思われますが、コーヒーの世界にも共通する風味表現があります。

最近ではスペシャルティコーヒーと言われる産地や生産方法が明確にされたコーヒーを、焙煎士やバリスタと言われる職業の人たちが、魅力的にコーヒーの味わいをアロマやフレーバーに例えて表現してくれています。

そこに僕がワインなどに興味を持つようになったきっかけがあり、コーヒーなどでおこなわれる風味表現の"総本家のようなイメージ"がワインにあったこと。

そして色々な食文化を知って、色々な食材の味覚を経験(食べる)したかったから。

ヨーロッパの食文化(イタリアン、フレンチなど)でよく使われる野菜やフルーツ、香辛料などは、ワインやコーヒーで例えられる表現にたくさんあります。

僕はヨーロッパ系の料理やお菓子、また果物をほとんど食べない食生活だったので、"シナモンのような"とか"ナッティ(ナッツ系)"とか、"カシスやヘ?リー系"とか言われても、ちんぷんかんぷんだったんですよね。(笑)

ただコーヒーなどの風味表現を知ってから、そういった自分が知らないアロマやフレーバーを経験したくて、意識してイタリアンやフレンチも食べるようになり、ワインも飲むようになりました。

そうすることで得た味覚(経験)によって、コーヒーでも表現されるアロマやフレーバーに対する語彙を増やしたかったからです。

何だか前置きが長くなっていしまいましたが、ワインを嗜み始めた僕にその世界は広大で、奥が深くて難しいと感じていました。とっかかりになるようなわかりやすく、しっかりとした"ワインの本"が必要でした。

そんな折に、漫画のイラストが表紙の「図解 ワイン一年生 」という本を見つけました。

カジュアルな文体と漫画のキャラに擬人化させたぶどうの品種たち。かといって内容はしっかりと232ページあり、表現はライトでも内容はしっかりとフルボディな専門的なもの。

ワインに興味を持ち始めた初心者や、ワイン一年生にぴったりな良書だったので、紹介します!!


日本一庶民的でアニオタのソムリエ小久保尊さんのとっつきやすい解説とぶどうの品種を擬人化したイラストが特徴。

Zukaiwine ichinensei

表紙から見てとっつきやすいオーラを感じます。でも安心して下さい、内容は本格的ですから。以下に僕が思うおすすめなポイントを紹介していきます。


馴染みのないカタカナが並ぶ、覚えづらいワインの品種をわかりやすくキャラ化。

Zukaiwine ichinensei

Original Update by: サンクチュアリ出版ブックストア


ワインの種類(名前や味わい)は、産地(地名)だったりぶどうの品種で判断されたりします。

そもそも初心者にとっては、そこからが「そうなんや」っていうとこだと思うのですが(僕がそうだった)、この本では、あまり馴染みのないヨーロッパの名称を覚えやすく、味わいの特徴にも絡めて擬人化してくれています。

シャルドネとかメルローとか聞いたことある方も多いとは思いますが、キャラクター説明でその特徴を知って「へぇ〜」ってなります。


少しわかりにくい話や大事なポイントは、わかりやすいイラストが挟まれている。

Zukaiwine ichinensei

例えば、高級ワインは「なぜ高くなるのか??」っていうトピックでは、四コマ風のイラスト付きで解説されています。


Zukaiwine ichinensei

グラスの形や種類によって、合うワインがある話なども。ここらへんはイラストにされていて、わかりやすいと思いました。


まとめ

Zukaiwine ichinensei
さて、本の内容ですが、前半はワインを飲む上での基本の知識がさらっと読めるボリュームで簡潔にまとめられています。

「ワインとはなんぞや?」の基本中の基本、例えるなら『和食の基本は”さしすせそ”』程度の前提知識ですので、読んでおくとスムーズにワインを理解していけるのではないでしょうか。家ワインで紹介した知識も網羅されています。 via: 自分でワインを選べるようになろう。ワイン1年生のためのカジュアル入門書をご紹介! - 家ワイン

上記のような書評にもあるように、ワインの基本的なことをイラストで上手にまとめてくれているので、ワイン用語に馴染みがなくてもすんなりと頭に入ってくると思います。

この本を読んでから、コンビニにあるワインのラベルを見て、どんなワインか少し判断出来るようになりました。またわからない品種や、この産地の特徴は...なんだっけ??って思った時に、この本を読み返して理解を深めたりしています。

この本のお陰で、おぼろげにしか見えていなかったワインの、世界地図を手に入れたような感覚です。最近はコンビニでもたくさんのワインを見かけると思うのですが、この本を読んでいれば、そこでワインのラベルを見ているだけでも楽しくなります。

またKindle版もあるので、ワインを選ぶさいにこの本をスマホで見返すこともできます。

バルやカジュアルなレストランとかで、ワインを選ぶさいや、ちょっと知識を確認してから店員さんに聞いてみたり、飲みながらワインの特徴を見返したりとか、色々と使いやすいですよ。

ワインのことを知りたいって初心者の方には間違いなくおすすめの良書なので、試し読みでも内容を確認してみて下さい!

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とりあえず僕は最近、カベルネ・ソーヴィニヨンばっかり飲んでいます!