Original Update by: romanakamagician
少し昔の話題になるのですが、道路をソーラーパネル化して発電してしまおうという画期的な計画はご存じですか??
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少し前にカナイの実家に帰省する機会があったのですが、そこで驚いたのは使われなくなった土地や農地にソーラーパネルが設置されている風景。
訪れた実家はどちらかと言えば農地や自然が豊かにある地方都市なのですが、以前に僕の記憶になかったはずの、民家と民家のあいだの空き地や、高速を降りて街に入るまでの殺風景な空き地に、突如ソーラーパネルの群れができていました。
僕の勉強不足も否めないのでクリーンエネルギーとしての是非や価値は論じるつもりはないのですが、感想としてはソーラーパネルの群れにちょっとビックリしたのと違和感を覚えました。
そんなことを思っていたところ少し昔の話題なのですが、アメリカとオランダで道路にソーラーパネルを埋め込み発電しようという2つの計画を知り、海外ではこんなことをやっているんだなぁと素直に関心したので記事にしたいと思います。
アメリカとオランダで計画されているソーラー道路計画
アメリカのSolarRoadways社
INDIEGOGOというクラウドファンディングで225万ドル以上の支援を得たようで、未だ研究開発の段階のようですがその期待の大きさが分かります。
現在ではアメリカのエネルギー省からも資金提供を受けている研究で、一番の特徴は3.6m四方のパネルを道路に埋め込み上を通過する乗り物にエネルギーを転送できるということ。
他にもこの動画で確認できることは、この道路に埋め込まれたソーラーパネル自体を発光させて、道路の標識などその用途に応じて使用するアイデアも。
ただ問題点があって、パネル1枚あたり7000ドルというコストがかかる模様で、実際の道路に埋め込むのには難しいことと、メンテナンスについても課題があるようです。
オランダのSolaRoad社
こちらはオランダ企業SolaRoad社のもの。SolaRoad社は世界初となる太陽光発電機能を備えた自転車専用道路を試験的に開通、将来的には車道でも応用することが考えられているそうです。
2015年5月には開通から6ヶ月が経ち様々なデータが。
img via: Beeldbank - SolaRoad
この自転車専用道路を太陽光発電をする道路にしようというプロジェクトは、6ヶ月が経った時点で大成功とも言えるデータが得られたようです。
操業から6ヶ月間で3,000kwの発電がなされ、その発電量はひとり暮らしの家庭一年分の電気がまかなえる程の電気量だったよう。
img via: Beeldbank - SolaRoad
この道路には安価な大量生産のソーラーパネルを使っていて、ガラスやシリコン・ゴムとコンクリートで保護されており道路が滑らないようにコーティング加工もされています。
はっきりとした記述は見つけられなかったのですが、おそらくコストの面でも現実的な道路なのかもしれません。
ただ問題もあって、現在のものは最高で12トンの重量に耐えられるそうですが、まだバスや貨物トラックなどの重量車両には使用できないようです。
また、この道路は70メートルを1,2ヶ月で建設されたようで、耐用重量の問題などをクリアしていけばクリーンエネルギーとしてとても期待できそうですよね。(素人目ですが)
日本のソーラーパネルもこのように活用されて欲しいかも。
今回はたまたま実家に帰省した時に見たソーラーパネルの群れにビックリして、アメリカやオランダのような道路に利用したソーラーパネルがスタイリッシュだな〜と単純に思ってしまいました。
技術的に適うことになれば、日本にもこういった形でソーラーパネルが普及していって欲しいと思います。
日本のエネルギー政策や事業も、僕ら素人からも見える形で次の形へ進んでいって欲しいですね。