「カシャカシャ、カラカラーン、ゴリッ、ゴリ」
日常にありふれた誰もが知っている音、例えばよくあるドラマのワンシーン。初めて朝を迎えたヒロインのお家でトントンとリズミカルに打つ包丁、ベーコンと卵をフライパンに入れた瞬間のジュワーっという焼ける音。誰にでもポジティブな清々しい朝を連想させる既視感のある風景。
皆さんもあるでしょうか??
この音を聞けば「あ、あれだ。」ってワンシーンを思い起こさせる音。最近の僕はというと、目覚まし代わりに起きてくれる愛娘の声でしょうか。清々しい朝とは程遠い泣き声でときには逆なでされることもある声だけど、僕達を必要としてくれる、そんな嬉しさを教えてくれる音。この頃は電車やTVで赤子の鳴き声らしきものが聞こえると、必ずそういうことを思い出すように。
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十人十色、趣味趣向や生活環境は違って、人によっては誰も想像もしえない音に感情のこもった情景を思い浮かべているはず。オールシンク的にはコーヒーにまつわる音が多いのですが、僕のコーヒーライフを、生活を彩ってくれるそんな新しい音が増えたのでお話させて下さい。
挽き割りの音と香りが優しく広がる「ポーレックスコーヒーグラインダーミニ」
- 静音である。(多少音はするがオールシンク的には寝る子を起こさないところがグッド!!)
- ミニは、20gが最大量。
- 数えたらだいたい100回くらいハンドルを回す。
- 挽き目はけっこう揃っていて、ウチカフェなら十分。
- コリコリと優しい音と共に、香りが漂うのが心地よい。(急いでなかったら)
- ローテク感とアンログ感に癒やされつつ、儀式のようになってくる。(急いでなかったら)
このハンドミルを一番おすすめしたいタイプは「お家でコーヒーを淹れる習慣があって、もう一歩こだわりたい、もしくはお店のような美味しいコーヒーが飲みたい人」です。
もちろんコーヒー豆を自分で挽いている人は除外の話なのですが、コーヒー豆を買う習慣はあってもお店で挽いてもらう人はやはり多いはず。ドリッパーや淹れ方など手法にこだわると、どれが正解なのかわからなくるほどバリエーションが豊かなコーヒー抽出。色々淹れ方を聞いたり見たりしますが、まずは「飲みたいときにコーヒー豆を挽く」、それがワンランク上のコーヒー体験の始まりだと断言できます。(生業ではないオールシンクが言いますが)
ポーレックスコーヒーグラインダーミニの外観
- 仕様
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- 本体:ステンレス
- 刃:セラミック
- ミニ:φ50×H132mm
- コーヒー容量:20g
- 食器洗浄機:× 全ての部品を洗うことができます。
パッケージから取り出すと、がっしりとしたステンレス製のハンドミルがお目見え。高さは約13センチと携帯性に優れたサイズなのがミニの特徴。アウトドアコーヒーにもピッタリです。
このハンドミルの特徴はハンドルが取り外せること。そのことによってよりコンパクトに携帯性がうまれました。お家のキッチンでも置く場所を取られません。
ポーレックスコーヒーミル専用ハンドルホルダー
たまたまポーレックスを購入しようとして見つけたオプション。ちょっと無骨なステンレスにボンデッドレザーというものなのですが、親しみやすさを演出してくれます。
ちょっとだけ自分仕様に。自分が好きなことには、お気に入りのもので揃えたくなります。
グラインダー部分の特徴
- ポーレックスのセラミック刃の特徴
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- 丸洗いできる(金属に比べサビが発生しない)
- エスプレッソ(極細挽き)から粗挽きまで可能
- 分解清掃が比較的簡単
- 粒度が揃っている
ポーレックスの上部蓋を取り外してコーヒー豆を入れます。最大容量は20gとなっていて、マグカップ一杯分はコーヒー豆が挽けます。
挽き目の調節は下側の調節ネジを締めることによって細挽きに。緩めることで粗挽きにできます。だいたい一番細挽きの設定から16クリック(緩めるときに出る音)くらい調節できます。
息を吸うようにコーヒー豆を挽く
では試しにコーヒー豆を挽いてみましょう。今回は深煎りのコーヒー豆を最大量の20gいれます。深煎りの豆はよく膨らんでいるので少しならしながら入れていくのが良いかもしれません。ちゃんと20g無理なく入りました。
息を吸うようにゴーリゴリ
オールシンク的に最もハンドルミルを避けていた点が、わざわざハンドルを何回も回してコーヒー豆を挽くこと。なんだか時間の無駄に感じていたのですが、使い出すとそこに愛着が湧いてくるんですよね。
浅煎りのコーヒー豆は水分値が高いので回す感覚が硬かったり、回していくとふわっと香りがたってきて「どんな味がするだろう」と考えたり。ニッチですが今から飲むコーヒー豆の特徴そ知るきっかけにもなったりします。より美味しいコーヒーが飲みたい、こだわりたいとハンドルミルを探している方にはこの感覚は楽しんで貰えると思います。
出来上がり
挽き終われば下部の筒を抜くと挽き終わったコーヒー豆が入っています。
挽き目の確認に全てトレイの上に出してみました。マクロ撮影ができないのでそこそこの寄りですが、安定して挽けているのがわかると思います。高価な電動ミルよりは微粉がありますが、このクラスのハンドルミルでは最も安定していると評判です。
飲む前に挽くとコーヒーの魅力がまたみえてくる。
オールシンク的にハンドルミルや電動ミルを紹介するとき、ぜったいにおすすめするメリットが「よりコーヒー本来の味わいが楽しめる」ということ。ハンドミルに関しては、挽くときのコーヒー豆の硬さから立ち上る香りまでと、飲む前に五感を使って感じられるのが面白いと思いました。(それまで電動ミルしか使った事がなかったのですが)
安価でより手軽に美味しく飲みたい、そしてもう一歩踏み込んだコーヒー体験を。忙しい日常にゆっくりと豆を挽く時間、もったいないようでいて、息を吸うようによりコーヒーライフを生活に馴染ましてくれる。そんなアイテムだと思います。
次回はアウトドアで使ってみた感想も記事にしますね。
アウトドアエアロプレス、始めます。(夏が終わるまでに始めたかったけども。。)