【西宮カフェ】僕にスペシャルティコーヒーの魅力を気づかせてくれたロースター「ゆげ焙煎所」

「ゆげ焙煎所」はレトロなビルにグリーンが印象的なお店

「ゆげ焙煎所」は阪神西宮駅東側の西宮市役所のある通りを北上したところにあります。阪急やJRからも徒歩〜15分くらいでアクセスの良い駅前という立地ではなく、場所からは地元密着型のようなお店に感じました。

訪れたのは一昨年くらいの夏の時期で日差しが強いお昼過ぎ、この写真ではわかりにくいですが店頭の窓側には印象的な大きな植物が置かれておりグリーンショップにも見えそうな店構え。

お店の看板。レトロなビルとグリーンの雰囲気にあうデザインですよね。店舗デザインを担当した会社があるのなら教えてもらいたいと思うくらい素敵な店構えでした。

焙煎機がお店のスペースの半分を占める店内

お店の入り口側を撮った風景。

入り口からお店の奥はカウンターになっていて、エスプレッソマシンとレジがありました。写真には収められていないのですがその右手側に大きな焙煎機がありました。

入り口すぐにコーヒー豆を販売するテーブルが置かれていて、Weckの瓶に豆を挽いたものが入っていてコーヒーの香りを確かめることができます。

グリーンが印象的な客席

テーブル席に座ったところの写真。

お店の入り口から右手奥に大きなテーブル（6名掛け）と2名が座れる対面式のソファーテーブルがありました。

テーブルにはこれまた印象的なキノコ(??)の置物が置かれていました。他にゆげ焙煎所で撮られた写真を見ているとグリーンが置かれていたりと色々と変わるようです。

奥にあるソファー席。

お店の名前にもあるように焙煎所としてオープンしたので、これらの客席は試飲席として考えていたそう。ただお店の居心地が良かったのかカフェ利用するお客さんがとても多いみたいです。

オーナーさんに聞いた話ではイートインはあまり想定していなかったとのこと、ですので客席は8席と少なめに感じますがもっと大きくても繁盛していたんだろうなと思う雰囲気があります。

店内の大きな観葉植物と物販のテーブル脇に置かれたグリーンたち。最近のコーヒーショップのデザインでは少ない方だと思うグリーンをメインとしたインテリアが印象的な店内でした。

メニューはシングルオリジンのスペシャルティコーヒーとブレンドなど

僕がお店に訪れたときのコーヒーメニュー。写真には撮っていないメニューにラテなどのエスプレッソ系ドリンクもありました。

「ゆげ焙煎所」はコーヒー豆の販売をメインにお店をオープンされたので、当時は軽食などありませんでした。ただお店に行ったのは数年前なのでメニューも変わっているかもしれません。

初めて感じたコーヒーの鮮明なフレーバーに驚く

このとき注文したコーヒーは「エチオピア チェレレクトG1 ナチュラル」というもの。

この頃の僕はコーヒーショップに行く機会が増え始めたころで、お店に行けばシトラス系やナッツとか例えるとワインのような風味の表現を目にしました。実際に飲んでみると「そう言われると...そんな感じかな??」と感じる程度。

僕にとってあまりピンとこなかったコーヒーの表現にいつも半信半疑でした。

このとき「ゆげ焙煎所」でおすすめされた「エチオピア チェレレクトG1 ナチュラル」の風味表現は"イチゴジャム"、面白そうとだな思ってサンプルの挽いた豆を嗅がせてもらいました。

嗅いで「あっ」とすぐに感じた鼻にかかる甘い香りは本当に"イチゴジャム"のよう。

スペシャルティコーヒーを勧めるお店の人たちの感動や思いを初めて実体験として感じて、そして今までわからなかった感覚を初めて共有できたようで、すぐにこのコーヒーを注文したのを憶えています。

西宮エリアでおすすめのコーヒーロースター「ゆげ焙煎所」

ブログを始めたころ、サードウェーブという言葉が流行っていたコーヒーカルチャーの見栄えが良くて題材のひとつとしてコーヒーショップやカフェを選んでよく行っていました。

そんなときに偶然立ち寄った「ゆげ焙煎所」でコーヒーのフレーバーを感じた鮮明な記憶が数年たった今でもあって、そこからコーヒーについてハマっていったんだなとこの記事を書いて思い出しています。

「ゆげ焙煎所」は8席ほどの小さなお店ですが、お店の方が積極的にコーヒーの説明をしてくださったり味わいの好みを確認していた接客が印象的でした。

西宮エリアには他にも有名なコーヒーロースターがあったり、エスプレッソマシンの問屋があったりと立ち寄りたいスポットがたくさんあるところ。

ちょっと遠方にお住まいの方でも「ゆげ焙煎所」から始めるコーヒーの旅なんて面白いかもしれませんよ。