トーべ・ヤンソン生誕100周年記念「MOOMIN!ムーミン展」大阪あべのハルカスに行ってきた。自然と共に暮らしたトーレさんが描いた物語の奥深さに魅了される。

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【img via】ファッションプレス


開催は今日まで!大阪あべのハルカスで行われているトーべ・ヤンソン生誕100年記念「MOOMIN!ムーミン展」に行ってきました。
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愛らしいキャラクターで現在もグッズなどが人気のムーミンファミリーたち。物語のストーリーは知らなくてもその存在は皆さん知っていますよね。僕もそんな一人ですが、どちらかと言えば女性や子供に人気の(僕のイメージ)のこの物語のストーリーを、僕はほとんど知りませんでした。

ところが、たまたま予定が空いた日に立ち寄った「ムーミン展」で、原作者が生誕100年経ってもなお語り継がれている北欧生まれの物語の人気の理由がわかった気がしました。


現在、日本にはフィンランド タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館より約200点の原画・習作が来日中。


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ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンの生誕100年を記念した特別展なのですが、東京を皮切りに全国10カ所で開催されいる中、関西エリアではあべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)のみの開催だったようです。

あべのハルカス近鉄本店は12月11日から25日(木)まで、「MOOMIN!ムーミン展」が開催されていました。入り口にはクリスマスに合わせたムーミンデコがお出迎えしてくれました!!


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おなじみのムーミンパパとママもお出迎え。


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ハルカスのウィング館9階では、ムーミンカフェとムーミンプレミアムショップがこちらも期間限定で開催されていました。


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9階のムーミンプレミアムショップでは、様々なグッズが販売されており、子供用??の椅子も販売されていました。


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ムーミンクッキー。入れ物のビンにもキャラクターの絵が描かれており、プレゼントしても喜ばれそう。


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プレミアムショップの傍にムーミンカフェが併設されており、正面に見えるのはキッチンの裏側に作られたカウンター席。このカウンター席はセルフ方式で、テイクアウトされた方が座ったリしていました。写真右奥に見える行列の向こうにムーミンカフェのテーブル席があります。


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正面奥に見えるのがムーミンカフェの客席です。特設会場に作られていたので、席数も少なめで間隔は狭そうでした。近寄って雰囲気でも写真に収めようと思ったのですが、ちょっと狭い空間だったのと利用されている方の気分を害しそうだったので辞めておきました。

このカフェのウリはムーミンの絵が描かれたラテアートなどで、やはり女性のお客さんで大変賑わっていました。


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テイクアウト専用の売り場。ムーミンを形どったワッフルなど意外と美味しそうな匂いがしてました。僕は結局、飲み物も食べ物も注文しませんでしたがww。


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特設キッチンの壁にもムーミンが描かれた絵が飾られていました。


今回の目玉!!150点あまりが日本初公開の作品という、かつてない規模のムーミン原画展「MOOMIN!ムーミン展」


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僕的にはグッズや食べ物よりも、今回の原画展に期待して来ました。グッズ販売コーナーもそこそこに下階のムーミン展に向かいます。


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入場料は大人で¥800-。あまりこういった所の相場を知らない僕は少し高めかなと思ったりしていたのですが、中に入ってから予想以上に展示されている原画のボリュームに大満足しました。


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【img via】「MOOMIN!ムーミン展」全国で開催 - 原作者トーベ・ヤンソン生誕100周年を記念して
-ファッションプレス


もちろんなのですが中は撮影不可でしたので、参考までに実際に飾られていた絵のイメージを載せておきます。実際に目の前で原画を見ると原作者トーベ・ヤンソンの筆使いや、想いが感じられるようでした。中には200点もの原画が展示されており、ムーミン童話のストーリーに関した挿絵もたくさんあって1つ1つの絵に見応えがありました。

原作者トーベ・ヤンソンはスウェーデン語系フィンランド人として、ヘルシンキに生まれます。父は彫刻家、母は画家、そして自身や弟たちもみな芸術家という一家に育ちます。そんな彼女が風刺雑誌の挿絵画家としてデビューしたのは、若干15歳の頃で多感な青春期には戦争体験もあったそうです。

そしてトーベが子供の頃親戚から聞かされたトロール(お化け)の話をモチーフにムーミンが生まれました。原画展では1945年出版の初期作品ムーミン童話「小さなトロールと大きな洪水」として描かれたキャラクターが、年月を経て新しい物語が出版されていく過程で、お馴染みの「ムーミン谷」が舞台となり、「ムーミンパパ」や「スナフキン」、「ミイ」などの人気キャラクターが登場していく様が見られます。

一般的なイメージのかわいらしいムーミンだけではなく、フィンランドの厳しくも美しい自然と向き合ったエピソードや四季に応じた暮らしの様子など、作者自身の体験に基づいた"自然との共生"というメッセージ性のあるトーベ・ヤンソンが描いた物語の壮大さを原画を通じて感じることができました。


展示の最後にあったムーミン谷のジオラマ模型


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原画展の最後にはジオラマが設置されていました。このスペースは撮影可になっていて、入場客は待っていましたとばかりに撮影会状態に。


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ニョロニョロもこんな感じで細部まで造りこまれていました。


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大阪の開催期間はちょうどクリスマス期間と重なったのもあって、グッズを購入したらこんな紙袋に入れてくれました。残りの開催も少なくなってきていますが、お近くにお住まいの方はムーミンの知らなかった世界観に出会えますのでぜひ行ってみてください!

2015年1月2日∼2月15日 宮崎市 みやざきアートセンター
2015年3月20日∼4月19日 岡山市 岡山県立美術館
2015年4月25日∼5月17日 名古屋市 松坂屋美術館
※一部開催会場及び日程が変更の可能性あり。


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知っているようで知らなかったムーミンの世界、北欧の厳しくも豊かな自然と可愛いらしいキャラクターとのファンタジーが、未だ人を惹きつける理由がわかった気がします。特にファンじゃないって方でもこの非日常的な世界観を味わってみてほしいです。