img via: スターバックス コーヒー ジャパン
いつも季節の移り変わりを感じさせてくれるスタバのカップデザイン。今年のクリスマスシーズンのデザインは、真っ赤な無地のデザインがシンプルでカッコいい。
しかし、そのカップが「イエスを憎んでいる」と元牧師から批判され話題になっているようです。
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正直言って、なんで赤色に無地やったらキリストを侮辱したことになるんっていう日本人にはちんぷんかんぷんな話。しかし、そこにはキリスト教徒が大半を占めるアメリカならではの事情があるようです。
「カップからクリスマスをなくしたのは、イエスを憎んでいるからだ」
Original Update by: makipapa
見出しの批判は、批判の動画をFacebookにアップした元牧師のジョシュア・ファウアースタイン氏の言葉。
確かに例年スターバックスは、この時期のカップにはクリスマスを連想させる装飾が入っていました。今回のカップは無地ではありますが、この真っ赤なカップはクリスマスを連想させキリスト教を批判しているようには思えません。
ですが日本人が感じるクリスマスと違うところがアメリカにはあって、キリスト教徒が大半を占めるアメリカでは、宗教的な意味合いでクリスマスをお祝いします。
しかし、アメリカは移民の国なので多種多様な人種と宗教が存在。クリスマスのお祝いに無関係な人々もいて、日本でもおなじみのクリスマスも、アメリカではキリスト教以外の他宗教にも同様なイベントがあります。
そんな事情から最近は「メリークリスマス」といったキリスト教オンリーな年末のお祝い行事を、「ハッピーホリデー」と言って他宗教を気遣ったお祝いをする流れがあるそう。特定の宗教色を押し出すのは、多種多様な人がいるアメリカでは好ましくないという社会の風潮のようです。
スタバとしては「無地のカンバスで自分のクリスマスの物語を自分のやり方で語ってほしい」というメッセージ
今回のニュースは、キリスト教徒が大多数を占めるアメリカ社会で、スタバのカップの様なキリスト色を控える風潮に、モノ言うキリスト教信者がスターバックスに対して批判をしたという話。
スターバックスにもそういった流れも踏まえて、今回はクリスマス装飾をなくした無地のカップになったという推測も出来ますが、スタバの公式なメッセージとしてそういった情報は見当たりませんでした。
ネットのニュースで日本にいる僕まで届いたこの話が、実際にアメリカでどこまで話題になったかはわかりませんが、商業的なコマーシャルによってクリスマスがイベント化されている日本。そこに何も知らず乗っかている僕とかには、アメリカの社会や文化を直に知る興味深いニュースでした。
ちなみにこういった騒動を受けてアメリカのスタバは「無地のカンバスで自分のクリスマスの物語を自分のやり方で語ってほしい」という声明をだしたようですよ。
(via CNN.co.jp アラ50おやじの「おまいう」日記)
スターバックスのカップデザイン一つで、論争が巻き起こる。そんな海外の宗教観や社会文化を知る僕にとって面白いニュースでした。