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ガラスの質感と軽さが心地よいコーヒー器具「V60耐熱ガラス透過ドリッパー01」

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コーヒーを淹れるプロローグ。

僕らが行ったこともない見たこともないような遠い国、その山地でコーヒーノキに実をつけるチェリー。その土地の人柄や空気感までをすべて取り込んだような、そこで生まれる風土すべてを表した味わいは、僕らに想像したことすらない情景を心の中で膨らまさせる。数ある国の中から、一つ一つの個性を確認するように表現されたパッケージングから選び出し、職人が丁寧に焼き上げカラメル化した種子を粉砕機にかける。閉じ込められていたテロワールが這い出してくると、僕はこぼさないようにそれを、そっと、透明なガラスの容器にいれた。



コーヒーを飲むのに欠かせない角度「V60」

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使ったことがない人にこれを見せると、この頃流行っている多肉植物を植えるプランターに見えるかもしれない。お家でコーヒーをドリップする方なら持っていなくてもきっと見たことがあるこの器具。

それは「ハリオ V60」というコーヒードリッパー。2010年、世界チャンピオンになったアメリカ人が在籍したコーヒーショップで使われているV60。それがきっかけともなり、ドリッパーを使わない海外のコーヒーシーンでもそのスタイルが広まり、逆輸入的に日本でも注目されるようになったという昔話も。僕自身もコーヒーを淹れる器具は色々と持っていますが、いま、一番のお気に入りの器具がこのV60耐熱ガラス透過ドリッパーです。


軽く取り扱いやすい耐熱ガラス

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V60の由来はドリッパーのその角度から。理化学用の耐熱ガラスの専門メーカーならではのアイデアで、実験室の濾過するフィルターの形が基本に。


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V60透過ドリッパーには現在、プラスチック/メタル(ステンレス、銅)/セラミック(有田焼)/耐熱ガラスの4種類の素材があります。それぞれに特徴がありますが、今回紹介するのはV60耐熱ガラス透過ドリッパー(以下V60)です。


ガラスドリッパーは取手が脱着可。

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耐熱ガラスタイプの特徴はドリッパー部分だけが独立できるところ。サイズが合えばお好みのカップやビーカーに直接、載せられます。


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昔、よく使っていたキントーのステンレスフィルターとセットになっているカラフェ。これにもちょうどはまったりします。V60のガラスタイプはちょっとしたアレンジも楽しみなところ。もちろん、取手をつけてサーバーにのせるスタンダードな使い方も良いですね。


セラミックタイプとの比較

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V60はサイズが三種類、01〜03までの表記で数字が大きいほどサイズも大きくなります。今回紹介しているのは、僕が愛用する1〜2杯用の”01”のもの。同じ”01”サイズで素材違いのセラミックと比べると高さが低くなっています。


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ガラスタイプは透明なので軽ろやかなイメージ、セラミックタイプはどっしりとした重厚感があります。実際に重量を比べるとガラスはセラミックの三分の二ほどの重さ。そしてハリオの一番の特徴と言えるのが「リブ」と言われる凹凸。この凹凸が空気の通り道を作りV60ならではのドリップ感を生み出しています。


ガラスタイプの方が軽く、取扱いやすい。

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僕が初めて買ったV60はセラミックタイプ。ガラスタイプは割れやすいイメージがあったから避けていたのですが、今回購入してみてその質感と軽さに驚きました。耐熱ガラスの触感は、少し分厚いプラスチックのようで人差し指で摘んで持てる軽さで、使用中にぶつけたり落としたりするマイナスイメージを連想させませんでした。(もちろん落としたりしたら割れるとは思いますが...)


淹れてつたう雫を眺めたくなる透明感。

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ガラスタイプはドリッパーを伝うお湯の流れや液体が落ちていくのが見えます。注いだ液体がコーヒー粉を通ってサーバーに落ちていく、その様子をぼーっと眺めるのもコーヒーを淹れる大事な時間。雨の日、電車や車の窓ガラスに伝う雫をぼーっと見つめたり、待ち合わせの駅前で、人の往来をただただ眺めたりしたことありませんか。毎日、僕たちは脳をフル回転させてもっと仕事を、もっと楽しい一日をと奔走しています。気づけばつい少し前に何をしていたかも思い出せない忙しい日々。ドリッパーにつたうコーヒーを見ながらリセットする、そんな瞬間にもピッタリなドリッパーです。


ドリッパーは使って心地よいものが好き。

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お湯を落とせばもっと興味が湧くのがコーヒーの不思議なところ。大きく膨らんだりあんまり膨らまなかったり、ブクブクとガスが出てくるとまるで生きているよう。少し落ち着くのを待ちながら香りをかいで、もし例えるとしたら何がよいか想像したり。お湯が通り過ぎて黒と茶色のあいだのような抽出液が溜まりだす。淹れ方に理科の実験みたいな数値や理屈もあったりするけれど、今日はこのガラスドリッパーを眺めるだけで美味しく淹れられそうだから、それはまた別の機会にしよう。



AllSync

淹れ方を追求するプロにも選ばれていることが多いドリッパーです。コーヒーの探求にもぜひオススメです。